アンスリウムといえば、花の大きさ、色などが幅広い品種ですが、その中でも今回は色味が珍しい「ミラネロ」という品種をご紹介します。
ミラネロは福島県水俣町で、東日本大震災の復興支援としてうまれました。
アンスリウム(切花)の多くは、台湾など熱帯地域で栽培されていますが、
水俣町で生産されているミラネロは、エナメルのような光沢感をまといながら
発色の良さ、硬くて丈夫な茎は輸入品に負けないほど高品質です。
ほかのアンスリウムと比べると、丸みがありカップのような形が特徴的で、
ミラネロのピンクがかった紫色が珍しくて目を引きますよね。
熱帯地方原産というだけあり、暑さに強いアンスリウム「ミラネロ」
日本の暑い夏にも強く、長い期間飾ってお楽しみいただけるかと思います。
近畿大学による東日本大震災復興支援プロジェクトの一環として、2015年から栽培が開始されました。
栽培方法としては土を使わず、古着などの素材をリメイクした(ポリエステル媒地)を使用。
液肥で栽培するため土壌汚染の心配がなく、風評被害も払拭できるというメリットもあります。
また、肥料の調整も行いやすく、毎年安定した品質を保持できる点も大きな強みと言えるでしょう。
茎を水中でカット。水の中で切ることで水圧がかかり、より水が上がりやすくなります。
また、茎をカットした後はすぐに浅水に移しましょう。
直射日光を避けて飾ると良いですよ。
アンスリウムは色別で花言葉が異なります。
赤…情熱
白…熱心
緑…無垢な心
ピンク…飾らない美しさ(ミラネロの花言葉)
産地:福島県